プレゼントに迷ったとき、何を選びますか?
バッグ、アクセサリー、お花、スイーツ。贈り物の選択肢はたくさんあります。でも最近、私の教室にいらっしゃるお客様の中に、少し違う想いを持って来てくださる方が増えてきました。
「ものではなく、時間を贈りたい」
「一緒に何かを作る、その体験を共有したい」
そんな気持ちが、海レジンアートの体験レッスンへとつながっているようです。物があふれている時代だからこそ、「一緒に過ごした時間」の価値がより輝いて見えるのかもしれません。
今日は、特に心に残っているふたつのエピソードをお話しさせてください。
\親子で、ご夫婦で、おひとりでも/
東京・巣鴨で随時開催しています
息子から父へのサプライズ

ある日、若い男性がお父様と一緒に教室にいらっしゃいました。
最初は「今日は父と一緒に体験に来ました」とだけおっしゃっていて、特別な雰囲気はありませんでした。でも制作が始まり、少し落ち着いた頃、息子さんがそっと教えてくれたのです。
「実は、今日これを父へのプレゼントにしたくて」
父の日に、何か特別な時間を贈りたい。
お父様は海が大好きなのに、仕事や体の都合でなかなか旅行に行けない日々が続いているとのこと。プレゼントを考えたとき、これ以上何かを増やすというよりも、いっしょに過ごす時間を贈れたら——そんな思いがあったそうです。
何度かやりとりをする中で、彼がお父様のことをとても大切に思っているのが伝わってきました。「喜んでくれるといいんですが」という一言に、照れと期待が混ざっていて。きっとお父様も、息子にそこまで考えてもらっていることは知らなかったのだろうな、と思い微笑ましくなりました。
お父様は何も知らされないまま息子さんに連れられて教室へ。「どこ行くの」と聞いても息子さんは「まあいいから」とだけ言っていたそうで、最初は「え、ここ何?」という表情で、少し戸惑っていらっしゃいました。
まずは絵の具でキャンバスに色を塗るところから体験が始まります。筆を持ち、そっと夜の海のような深いブルーを広げていくうちに、その表情が少しずつ変わっていきました。
色が重なり、海のグラデーションが生まれていく。
そのあとレジンを流し、ヒートガンで熱を加えると波の形が浮かび上がります。その瞬間、お父様が思わず「おお……すごいな」とつぶやきました。
少年みたいな目でした。
親子で並んでキャンバスに向き合うその時間は、静かで、でもあたたかくて。大きな声で笑うわけでもなく、派手なことが起きるわけでもないけれど、ふたりの間の空気がやわらかかった。
作品が完成したとき、お父様がぽつりとおっしゃいました。
「こんな体験、初めてだな」
胸がじんわりと熱くなりました。
プレゼントした息子さんも、どこか照れくさそうにしながら、うれしそうで。「ありがとう」という言葉は特になかったけれど、そのときの空気が全部語っていました。
物はいつか古くなります。使えなくなることもある。でも、あの日の「海を一緒に作った時間」は、ずっとふたりの記憶の中に残り続けると思います。それこそが、本当のプレゼントなのかもしれない、と改めて感じた一日でした。
入籍したその日に、最初の共同作業を

もうひとつ、忘れられない日のお話をします。
入籍を済ませたばかりのご夫婦が、その足で教室にいらしてくださったのです。
実はご予約のあと、お二人からこんなご相談をいただいていました。
時計とアートパネルを申し込む予定だけれど、時計は「二人で一緒に」作ることはできないか。結婚の記念として、最初の作品を共同制作にしたい——そんな内容でした。
『二人で一緒に作りたい』
なんて素敵な発想だろう、と思いました。
ふだんはお一人ずつ制作していただくのですが、この日はお二人の記念日。ご希望に合わせて、特別な形で進めることになりました。
お二人はとても自然体で、緊張もなく、楽しそうに。色を選ぶところからすでにふたりの世界がありました。
「どんな海にする?」
「こっちはもっと深い青がいいかも」
「でもこの水色もきれいじゃない?」
——そんな会話を聞いているだけで、こちらまで幸せな気持ちになってきます。
レジンをキャンバスに流す瞬間も、ヒートガンで波を作るときも、自然と声を掛け合いながらテンポよく進んでいきました。

でも海レジンは、思い通りにならないこともあります。
ヒートガンを当てた瞬間、波は一気に広がります。
少し予想より大きくなったり、泡が思いがけない場所に生まれたり。
その変化に「あ!」「すごい」と声を上げながら、出来上がる海を一緒に見つめているお二人の姿が、とても印象的でした。
「これも味だよね」
最後、完成した作品を並べて見てそう言い合ったとき、私はなんだかこれからのお二人の姿を見たような気がしました。きっとこれから先も、予想外のことが起きるたびに笑いながら、ふたりで整えていくんだろうなって。
海レジンは、作り終わってからも24時間かけてゆっくりと硬化します。すぐに完成した作品を持ち帰ることはできません。でも、時間をかけて少しずつ形になっていくその過程もまた、どこか人生と似ているように感じます。
新しい生活の始まりに、自分たちで作った海がある。
これから何年も、その時計の針が進むたびに、あの日の午後を思い出すのかもしれません。
それはきっと、お二人にとって何よりも特別な「最初の共同作業」だったのではないでしょうか。
海レジンアート体験が「ギフト」に選ばれる理由

誕生日、結婚祝い、還暦のお祝い、家族の記念日……。体験レッスンをギフトとして贈ってくださる方が本当に増えました。
もちろん、完成品を贈るという選択肢もあります。名入れやオーダーメイドの海レジンアートをギフトにされる方も多くいらっしゃいます。
(▼名入れギフトについてはこちら)

でも最近は、「物はもう十分持っているから」「思い出をつくりたいから」という声がとても多いのです。
大人になるにつれて、誰かと一緒に「初めてのこと」をする機会は減っていきます。仕事も家事も、それぞれが自分のペースで動いている。だからこそ、ふたりで同じものに向き合って、同じ時間を過ごすことが、特別に感じられるのかもしれません。
海レジンアートは、ただ作品を作るだけではありません。色を選び、レジンを流し、ヒートガンを当てた瞬間に波が生まれる。その変化を一緒に見届ける時間の中で、自然と会話が生まれます。
そして、海は同じ色にはなりません。同じ青を使っても、同じ波にはならない。だからこそ、その日、その人、その関係性が、そのまま作品に映し出されます。
お父様と息子さんの海も、新婚ご夫婦の海も、まったく違う表情をしていました。でもどちらも、「その日しか生まれなかった海」でした。
大切な人への贈り物に迷ったとき

もしあなたが今、大切な人へのプレゼントに迷っているなら。
一緒に、海を作ってみませんか?
その数時間の体験が、きっとずっと残るプレゼントになると思います。形ある物はいつか壊れるかもしれません。でも、一緒に過ごした特別な時間はそのまま心に残り続ける。「海を作ったあの日」を、大切な人と共有できたら、それ以上のギフトはないかもしれません。
東京・巣鴨の教室では、海レジンアート体験レッスンを随時開催しています。ギフトとしてのご利用も可能ですので、「体験を贈りたい」とお考えの方も、どうぞお気軽にご相談ください。
親子で、夫婦で、親友と、あるいは自分へのご褒美に。
思い出の海を、一緒に作れたら嬉しいです。
\海レジンアート体験レッスン/
はじめての方も安心してご参加いただけます


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